水道管の老朽化と直結式ウォーターサーバー

水道管の老朽化と直結式ウォーターサーバー:知っておきたいポイント

最近、水道管の老朽化や破損に関するニュースを目にする機会が増えています。ご利用中のお客様、また導入をご検討中の皆様から「水道が止まったらウォーターサーバーも使えなくなるのでは?」というご質問をいただくことがございます。今回は、この点について正直にお伝えするとともに、いざという時の備えについてもご案内いたします。

身近で起きた大規模な事故

弊社の事務所がある足立区のすぐ近く、埼玉県八潮市で2025年1月28日、下水道管の老朽化に起因する大規模な道路陥没事故が発生しました。地下約10メートルに埋設されていた下水道管が破損し、道路が突然陥没。走行中のトラックが転落し、運転手の方が亡くなるという痛ましい事故となりました。

この事故では、最終的に直径約40メートル、深さ約15メートルもの巨大な穴が開き、周辺地域の約120万人が下水道の使用自粛を求められるなど、生活に大きな影響が出ました。復旧には長く見積もって5~7年かかると見られており、地下インフラの老朽化がもたらす深刻な影響を改めて認識させられる出来事でした。

この事故で破損した下水道管は、1983年に敷設されたもので、定期点検も実施されていましたが、管内で発生した硫化水素が硫酸に変化してコンクリートを腐食させ、最終的に大きな事故につながってしまいました。水道管も下水道管も、私たちの目には見えない地下で、日々大きな役割を果たしているのです。

なぜ今、水道管の老朽化が問題になっているのか

日本の水道インフラは、1960~1970年代の高度経済成長期に急速に整備されました。当時、全国各地で人口が急増し、生活水準の向上に伴って水需要が拡大したことを背景に、短期間で大規模な水道網が構築されました。

しかし、当時敷設された水道管が現在、法定耐用年数とされる40年を大きく超える時期を迎えています。全国の水道管の総延長は約74万キロメートルにも及び、その多くが同時期に設置されたため、更新の必要性が一斉に訪れているのが現状です。

国土交通省の調査によれば、全国の水道管のうち法定耐用年数を超えた管路の割合は年々増加しており、老朽化に起因する漏水事故や突発的な破損のリスクが高まっています。八潮市の事故のような大規模なものは稀ですが、全国では年間約2600件もの道路陥没事故が発生しており、単純計算で1日に7件というペースです。

各自治体では計画的な更新工事を進めていますが、予算や人材の制約もあり、すべての老朽管を一度に更新することは難しい状況です。とはいえ、重要な幹線や優先度の高い地域から順次更新が進められており、万が一断水が発生した場合でも復旧は比較的迅速に行われるケースがほとんどです。

直結式ウォーターサーバーの仕組みとメリット

直結式ウォーターサーバーは、水道管に直接接続することで、水道水を高性能フィルターで浄水し、冷水・温水としていつでもお使いいただける仕組みです。

従来のボトル式ウォーターサーバーと比較して、以下のような多くのメリットがあります。

まず、重いボトルを交換する手間が一切ありません。12リットルのボトルは持ち運びだけでも大変で、特にご高齢の方や女性の方にとっては負担となることがあります。直結式ならその心配はありません。

次に、ボトルの保管スペースが不要です。予備のボトルを置いておく場所を確保する必要がなく、限られた住空間を有効活用できます。また、ボトルの注文や配達受け取りの手配も不要で、生活がよりシンプルになります。

さらに、使用量を気にせず、たっぷりと水を使えることも大きな魅力です。お料理での使用はもちろん、お米を研ぐ、野菜を洗う、コーヒーやお茶を淹れるなど、日常のあらゆる場面で安心して美味しい水を活用いただけます。ボトル式では「残りが少なくなってきたから節約しなきゃ」という心配がありますが、直結式ならその心配は無用です。

コストパフォーマンスの面でも優れています。多くの場合、定額料金制となっているため、使用量が多いご家庭ほどお得にご利用いただけます。

水道が止まった場合の影響について

では、水道管の破損や工事による断水が発生した場合、直結式ウォーターサーバーはどうなるのでしょうか。

正直に申し上げて、水道水の供給が止まれば、直結式ウォーターサーバーからの給水も一時的に停止してしまいます。これは直結式の仕組み上、避けることはできません。

しかし、これは決して直結式ウォーターサーバーだけの問題ではありません。断水が発生すれば、ご家庭の蛇口、シャワー、トイレ、洗濯機など、すべての水回り設備が同じように影響を受けます。つまり、生活全体の問題として捉え、備えておくことが重要なのです。

八潮市の事故では下水道が使えなくなったため、約120万人もの方々が影響を受けました。水道や下水道は、私たちの生活を支える重要なインフラであり、その重要性を改めて認識する機会となりました。

万が一の断水に備えた対策

大切なのは、断水時に備えた日頃からの準備です。弊社では、以下のような対策をお勧めしております。

飲料水の備蓄 ペットボトルの水を常時数本ストックしておくことをお勧めします。一人一日3リットルを目安に、ご家族の人数×3日分程度を備蓄しておくと安心です。賞味期限があるため、定期的に入れ替えながら備蓄する「ローリングストック」の方法が効果的です。

生活用水の確保 お風呂の残り湯を翌朝まで残しておくなど、日頃からの工夫も有効です。洗濯やトイレの流し水として活用できます。また、浴槽に水を張っておくことで、災害時にも役立ちます。

地域の給水拠点の確認 お住まいの自治体が指定する給水場所や災害時の給水車の配置場所を事前に把握しておくことも大切です。多くの自治体では、ホームページで給水拠点の情報を公開しています。

断水情報の入手方法 計画的な断水の場合、事前に自治体や水道局から通知があります。スマートフォンの防災アプリや自治体の公式SNSをフォローしておくと、迅速に情報を入手できます。

それでも直結式をおすすめする理由

水道管の老朽化という課題や、八潮市のような事故のニュースを見ると不安になるかもしれません。しかし、それでも直結式ウォーターサーバーの導入を躊躇する必要はないと考えています。その理由をご説明します。

第一に、大規模な断水は頻繁に起こるものではありません。計画的な工事による断水は事前に通知があり、多くの場合数時間程度で復旧します。突発的な破損による断水も、重要なインフラとして優先的に復旧作業が行われます。八潮市のような大規模な事故は非常に稀なケースです。

第二に、直結式ウォーターサーバーがもたらす日常的な利便性と快適さは、まれに起こる断水のリスクを大きく上回ります。毎日の生活の中で、重いボトルを交換する手間や、水の残量を気にするストレスから解放されることの価値は非常に大きいのです。

実際、多くのお客様から「もっと早く導入すればよかった」「生活の質が向上した」というお声をいただいています。お料理に積極的に使えるようになった、家族みんなが水をたくさん飲むようになって健康的になった、といった喜びの声も寄せられています。

第三に、ボトル式であっても、断水時には同様に水の補充が必要になります。むしろ、普段からペットボトルの備蓄を習慣化しておくことで、どちらの方式を選んでも安心できる体制を整えることができます。

第四に、自治体や国も老朽化対策を強化しています。八潮市の事故を受けて、国土交通省は下水道法の改正を含めた維持管理体制の見直しを進めており、重要な管路の点検強化や高頻度化が検討されています。水道管についても同様に、計画的な更新が進められています。

弊社の取り組みとサポート体制

弊社では、お客様に安心してご利用いただくために、以下のような取り組みを行っております。

定期的なメンテナンスとフィルター交換を実施し、常に最高の状態でお使いいただけるよう努めています。また、専門のカスタマーサポートチームを設置しており、万が一のトラブルや疑問点があれば、迅速に対応いたします。

水道管工事などで断水が予定されている場合の対処方法についても、お気軽にご相談ください。事前の準備方法や、復旧後の確認事項などについてアドバイスさせていただきます。

さらに、弊社では断水時の備蓄方法や防災対策についての情報提供も行っております。ウォーターサーバーのご利用とあわせて、総合的な水の安全確保をサポートいたします。

足立区という立地から、八潮市の事故は他人事ではなく、インフラの重要性と備えの必要性を改めて認識する機会となりました。だからこそ、お客様にも正しい情報をお伝えし、安心してご利用いただけるよう努めてまいります。

まとめ:正しい知識と備えがあれば安心

水道管の老朽化は、日本全体が直面している社会的な課題です。八潮市の事故のような大規模なケースは稀ですが、インフラの維持管理は私たちの生活に直結する重要な問題です。

しかし、それは直結式ウォーターサーバーの価値を損なうものではありません。大切なのは、リスクを正しく理解し、適切な備えをしておくことです。

飲料水の備蓄、生活用水の確保、地域の給水拠点の把握といった基本的な防災対策を講じておけば、万が一の断水時にも落ち着いて対応できます。これは、直結式であってもボトル式であっても、すべてのご家庭に必要な備えです。

そして日常では、直結式ウォーターサーバーがもたらす快適さと利便性を存分に享受していただけます。美味しい水を気兼ねなく使える生活は、想像以上に豊かで満足度の高いものです。

水道インフラへの不安があるかもしれませんが、正しい知識と日頃からの備えがあれば、安心してお使いいただけます。
ご不明な点や心配なことがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。専門スタッフが丁寧にご説明させていただきます。

弊社は、お客様の快適で安心な暮らしをサポートするパートナーとして、これからも最高品質のサービスをご提供してまいります。